ひとり起業・ひとり社長の始め方、商品づくり、仕事の仕組み化をまとめています。

Marketing

集客の基本

メルマガの始め方。配信スタンドを選ぶ前に決めること

目次
  1. メルマガの役割
  2. 目的と読者を決める
  3. 頻度と内容の型
  4. 配信ツールの選び方
  5. 読者を集める方法
  6. 法律と配慮
  7. 続けるための工夫
  8. よくある迷いと答え
  9. 次にやること

メルマガは、読者のメールアドレスを預かり、定期的に情報を届ける方法です。SNSの仕組みに左右されず、読んでくれる人に直接届けられるのが強みです。始める前に、「誰に、何のために、どのくらいの頻度で送るか」を決めておくと、ツール選びも内容づくりも迷いません。

メルマガの役割

メルマガの役割は、お客様や見込み客との関係を、少しずつ深めることです。

SNSは、多くの人に知ってもらうのに向いています。一方、メルマガは、すでに興味を持ってくれた人との関係を育てるのに向いています。読む人が自分で登録するため、関心が高い読者が集まりやすいからです。

ただし、読者を増やすには時間がかかります。始めてすぐに売上が出るわけではないので、数か月から年単位の積み重ねで考えましょう。

目的と読者を決める

最初に、メルマガの目的を決めます。

  • 商品やサービスを知ってもらう
  • 信頼関係を築く
  • 新しい情報や記事を届ける
  • 相談や申し込みにつなげる

目的が決まったら、読者を具体的に思い浮かべます。どんな悩みを持ち、どんな情報を欲しがっているか。読者の姿が見えていれば、書く内容に迷いません。

「誰にでも役立つ情報」を目指すと、読まれません。ターゲットを絞り、その人にとって価値ある内容に集中します。

頻度と内容の型

頻度は、自分が続けられる範囲で決めます。

週に1回、隔週、月に1回など、無理のない頻度を選びます。多ければよいわけではなく、決まった時期に届くことが、読者の安心につながります。

内容には、型を作っておくと楽です。たとえば次のような構成です。

  • 冒頭のひとこと(近況や季節の話)
  • 今回のテーマ(役立つ知識や考え方)
  • 具体的な行動の提案
  • お知らせ(商品や記事の案内)

お知らせばかりでは、読者が離れてしまいます。役立つ情報を中心に、案内は少なめに添えるくらいがちょうどよい割合です。

型があれば、書く時間も短くなります。30分から1時間で書き終えられる量に、内容を整えましょう。

配信ツールの選び方

メルマガは、専用の配信ツールを使って送るのが一般的です。普通のメールで一斉に送ると、アドレスが漏れる、配信停止に対応できないなどの問題が起こります。

ツールを選ぶときは、次の点を比べます。

  • 無料プランの範囲(読者数、送信数の上限)
  • 登録フォームを簡単に作れるか
  • 配信停止の手続きが自動で行われるか
  • 配信の結果(開封や反応)を確認できるか
  • 日本語の画面やサポートがあるか

読者が少ないうちは、無料プランで足りることが多いです。料金や条件は変わるため、公式サイトで最新の情報を確認してください。

最初から高機能なツールを選ぶ必要はありません。必要になったときに乗り換えられるよう、読者の一覧を書き出せるツールを選んでおくと安心です。

読者を集める方法

読者を集めるには、登録したくなる理由を用意します。

  • 役立つ小さな資料やチェックリストを、登録の特典にする
  • ホームページやブログの記事の最後に、登録フォームを置く
  • SNSのプロフィールに、登録ページのリンクを載せる
  • 会って話した相手に、登録をお願いする

特典は、読者の悩みを解決する小さなものが効果的です。作り込みすぎず、1枚のまとめ資料でも十分に役立ちます。

メールアドレスは、本人の同意を得て集めます。勝手に名刺交換した相手へ送るのは、避けましょう。

法律と配慮

メルマガを送るときは、法律上の決まりに注意します。

日本では、特定電子メール法により、広告や宣伝のメールを送る際は、原則として、事前に受信者の同意を得る必要があります。また、送信者の名前や連絡先、配信停止の方法を表示することも求められています。

個人情報の取り扱いについても、個人情報保護法に沿って、取得の目的を伝え、適切に管理します。

詳しい要件は、消費者庁や個人情報保護委員会の案内で確認してください。判断が難しい場合は、専門家に相談しましょう。

続けるための工夫

メルマガを続ける工夫は、次のとおりです。

  • 書くネタを、日頃からメモしておく
  • 配信する曜日と時間を、固定する
  • 数回分を、まとめて書いておく
  • お客様からの質問を、ネタにする

反応が少なくても、すぐにやめないことが大切です。読者の数が少ない時期は、一人ひとりを大切にする時期だと考えます。返信があれば、丁寧に返しましょう。

最初の数通は、自己紹介と、メルマガで届けることの約束を書くと、読者が安心します。どんな人が書いていて、どんな情報が届くのか、頻度はどのくらいか。最初に伝えておけば、期待を合わせられます。

また、登録直後に自動で届く「ごあいさつメール」を設定できるツールもあります。特典の資料を添えたり、おすすめの記事を紹介したりすれば、最初の印象が良くなります。

読者から返信があったときは、できるだけ個別に返事をしましょう。1対1の会話が生まれると、関係は一段深まります。

よくある迷いと答え

Q. 読者が少なくても始めてよいですか。

A. 少ないうちから始めて構いません。最初の読者は、熱心に読んでくれる人が多いです。反応を直接聞いて、内容を磨く機会にもなります。

Q. SNSがあれば、メルマガは要りませんか。

A. SNSは、仕様の変更やアカウントの停止で、届かなくなることがあります。メルマガは、自分で読者の連絡先を持てる点が違います。役割が違うので、両方を使う人が多いです。

Q. 開封されないときはどうしますか。

A. 件名を見直します。内容が一目で分かる件名、読者の悩みに触れた件名のほうが、開かれやすくなります。送信する時間帯を変えて試す方法もあります。

Q. 配信を止めたい人がいたら。

A. 配信停止の手続きは、簡単にできるようにします。止める人がいても気にせず、残ってくれる読者に、質の高い内容を届けましょう。

書くことが思いつかない日は、読者から受けた質問を、そのままテーマにしてみてください。質問した本人以外にも、同じ疑問を持っている人は多いものです。また、最近読んだ本や、仕事で気づいたことを、短く紹介するだけでも、読者には役立つ情報になります。完璧な文章より、継続して届くことを大切にしましょう。

次にやること

今日できることは次のとおりです。

  • メルマガの目的と、読者を一文で書く
  • 頻度と、1回分の構成を決める
  • 配信ツールを2つ選び、無料プランの条件を比べる

最初の1通は、短くても構いません。出してみることで、続けるコツがつかめます。

最後に、配信するタイミングについても触れておきます。読者が読みやすいのは、通勤の時間帯や、夜の落ち着いた時間などと言われますが、読者によって異なります。いくつかの時間で試して、開かれ方の違いを見ながら、自分の読者に合う時間を見つけてください。

法律や制度の内容は改正されることがあります。最新の情報を、公式の案内で確認してください。