ランディングページは、ひとつの商品やサービスを紹介し、申し込みや問い合わせにつなげるための1枚のページです。上から順に「誰の何のためか」「悩みへの共感」「提供内容」「料金と流れ」「よくある質問」「申し込み」を並べると、読み手が迷わず判断できます。
ランディングページは、ひとつの目的に絞ったページです。
ホームページは、事業全体を紹介するもので、いろいろな情報へのリンクがあります。一方、ランディングページは、「この商品を申し込む」という1つの行動に、読み手を導きます。
他のページへのリンクを減らし、申し込みまでの流れを一本にすることで、迷わずに行動してもらえます。無料の相談、資料請求、体験の予約、商品の購入など、目的を1つ決めて作ります。
1. 最初の画面
ページを開いて最初に見える部分で、続きを読むかどうかが決まります。
- 誰のための商品かが分かる見出し
- 得られる変化を、一言で伝える説明
- 申し込みへの入口(ボタン)
たとえば「小さな店の店主さんへ。SNSの運用を、月に数時間で回せるようにします」のように、対象と変化を示します。
誇張した表現は避けます。「売上が大きく上がる」のような言い切りは使わず、提供できる範囲を、正直に伝えます。画像を使う場合は、商品や仕事の内容が伝わるものを選びましょう。
2. 悩みへの共感
次に、読み手の悩みに寄り添います。
- 今、どんなことに困っているか
- その悩みを放っておくと、どうなるか
- すでに試したが、うまくいかなかったこと
自分のことだと感じてもらえる内容にします。「SNSを更新する時間がない」「何を投稿すればよいか分からない」など、実際の読み手が口にする言葉で書きます。
脅すような書き方や、不安をあおる表現は避けます。共感し、寄り添う姿勢で書けば、読み手も安心して先を読んでくれます。
3. 解決の内容
悩みの次に、提供する内容を説明します。
- 商品やサービスの概要
- どんな方法で解決するのか
- 特徴(他と何が違うか)
- 含まれる内容と、含まれない内容
内容は、箇条書きなどで、見やすく整理します。専門用語を避け、初めて見る人にも伝わる言葉で書きます。
実績や、お客様の声があれば、載せます。作り話や、実在しない声を載せることはしません。まだ実績がなければ、無理に載せず、サービスへの考え方や、提供の姿勢を丁寧に伝えましょう。
4. 料金と流れ
料金と、申し込みから提供までの流れを示します。
- 料金(税込みか税別かも明記)
- 支払いの方法と時期
- 申し込みから終了までの流れ
- 期間や回数
- キャンセルや返金の扱い
流れは、番号付きの手順で書くと分かりやすくなります。「1. 申し込み、2. 日程の調整、3. 提供、4. 完了後のフォロー」のように、簡潔に示します。
料金が分かりにくいと、読み手は不安になり、離れてしまいます。追加の費用が発生する場合は、条件を明確に書いておきます。
5. よくある質問
申し込み前に出やすい疑問に、先に答えておきます。
- 初心者でも大丈夫か
- 途中で解約できるか
- 支払い方法は何があるか
- どれくらいの期間で、変化を感じられるか
- 他に必要なものはあるか
実際に聞かれた質問を、そのまま載せるのが効果的です。質問に答える形で、不安を解消できます。
効果については、個人差があることも、正直に伝えます。誰にでも同じ結果が出る、という書き方は避けましょう。
6. 申し込みの案内
最後に、行動を促します。
- 申し込みのボタン(目立つ色と、分かりやすい文言)
- 申し込み後に何が起こるか
- 問い合わせ先
ボタンの言葉は、「申し込む」「相談を予約する」など、行動が具体的に分かるものにします。ページの途中にも、ボタンを置いておくと、読み終わる前に決めた人が迷いません。
フォームの項目は、できるだけ少なくします。名前とメールアドレスだけで済むなら、それで十分です。
ランディングページは、スマートフォンで見る人が多いため、スマートフォンでの見え方を最優先に確認します。文字の大きさ、ボタンの押しやすさ、画像の読み込みの速さなどを、実際の端末で試しましょう。
ページ全体の流れは、「共感、納得、安心、行動」の順で読み手の気持ちが動くように並べます。悩みに共感してもらい、内容に納得してもらい、不安を取り除き、最後に背中を押す。この流れを意識すると、構成が整います。
文章は、1つの文を短くし、改行をこまめに入れます。画面が小さいと、長い段落は読みにくくなるからです。大事な言葉は、太字などで目立たせてもよいですが、使いすぎると効果が薄れます。
デザインは、色を3色以内に抑えると、まとまりが出ます。ボタンの色は、他の部分と区別できる色にします。凝った装飾より、読みやすさと分かりやすさを大切にしましょう。
よくある迷いと答え
Q. ページの長さは、どれくらいがよいですか。
A. 商品の価格や、複雑さで変わります。価格が高いものや、検討に時間がかかるものは、長く丁寧に説明する必要があります。気軽な申し込みなら、短くても構いません。
Q. 作ったあとに、改善する方法は。
A. 見た人の数と、申し込んだ人の数を記録します。見ているのに申し込まれないなら、内容や料金の説明を見直します。
次にやること
今日できることは次のとおりです。
- ページの目的を、1つに決める
- 6つの構成ごとに、書く内容を箇条書きで下書きする
- 身近な人に読んでもらい、分かりにくい部分を教えてもらう
下書きができたら、ページ作成サービスなどで形にします。完成したら、小さく公開して、反応を見ながら直していきましょう。
ページを公開したあとは、数字を見ながら少しずつ改善します。最初の画面の見出しを変えたら申し込みが増えたか、ボタンの位置を変えたらどうか。一度に変える点を1つにすると、効果が分かります。
また、ページに書いた内容と、実際の提供内容にずれがないか、定期的に確認します。料金やサービスの内容が変わったのに、ページが古いままだと、トラブルのもとになります。
制作の途中では、第三者に見てもらい、「何のページか分かるか」「申し込みたくなるか」を聞きます。自分では気づかない分かりにくさが見つかります。見てもらう人は、ターゲットに近い人が理想です。身近にいなければ、事業に詳しくない家族や友人でも、文章の分かりやすさを確認する助けになります。
ページに載せる写真やイラストは、自分で用意したものか、商用利用が認められた素材に限ります。権利の確認を怠ると、公開後に問題が起きるおそれがあります。素材を使う場合は、利用条件を保存しておくと、後から確認できて安心です。
広告や表示に関する法律は、商品によって異なります。表示の内容について不安があるときは、専門家や公的機関の案内を確認してください。




