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集客の基本

起業にSNSはどれを選ぶ?向き不向きの見分け方

目次
  1. まずお客様がいる場所を考える
  2. 自分の得意な発信を知る
  3. 続けやすさで選ぶ
  4. 1つに絞って始める
  5. 発信する内容の決め方
  6. 気をつけたい点
  7. よくある迷いと答え
  8. 次にやること

起業で使うSNSは、お客様がいる場所と、自分が無理なく続けられる発信の形が重なるところを選びます。流行っているからという理由で選ぶと、続かなくなります。最初は1つに絞って、3か月ほど続けてから、見直すのがおすすめです。

まずお客様がいる場所を考える

SNSを選ぶ最初の基準は、お客様がそこにいるかどうかです。

SNSごとに、使っている人の層や、使い方の傾向が違います。

  • 画像や動画が中心のもの(見た目や雰囲気が伝わりやすい)
  • 短い文章が中心のもの(速報や、気軽なやり取りに向く)
  • 文章をじっくり読むもの(考え方や、詳しい解説に向く)
  • 仕事のつながりが中心のもの(事業者同士の関係づくりに向く)

自分のお客様が、悩んだときに何を使って調べているかを想像します。身近な人に「普段どのSNSをよく見る?」と聞いてみるのも手がかりになります。

利用者の傾向は、時とともに変わります。最新の情報は、各SNSの公式発表や調査を確認してください。

自分の得意な発信を知る

次に、自分がどんな発信なら苦にならないかを考えます。

  • 文章を書くのが好きか、苦手か
  • 写真を撮ったり、画像を作ったりするのが好きか
  • 話すのが得意で、動画や音声に抵抗がないか
  • 顔を出すことに抵抗があるか

文章が得意な人は、文章中心のSNSで強みを出せます。写真が得意なら、画像中心のSNS。話すのが好きなら、動画や音声。得意な形で発信すると、続けやすく、質も上がります。

顔を出したくない場合も、選べる方法はあります。文章や図、作品の写真を中心にすれば、顔を出さずに発信できます。

続けやすさで選ぶ

どれだけ良いSNSでも、続けられなければ意味がありません。

1回の投稿にかかる時間を、見積もってみましょう。画像や動画を作るなら、準備に時間がかかります。短い文章なら、数分で投稿できます。

自分の生活のなかで、無理なく取れる時間を考えます。毎日30分取れるのか、週に1回まとめて作るのか。時間に合わせて、SNSと頻度を選びます。

最初は、更新の頻度を低めに設定しておきましょう。増やすのは、慣れてからで構いません。

1つに絞って始める

複数のSNSを同時に始めると、どれも中途半端になります。ひとりで運営する場合は、1つに絞って始めるのが現実的です。

絞る手順は、次のとおりです。

  1. 候補を3つほど挙げる
  2. お客様がいそうか、自分に合うかを、それぞれ5段階で評価する
  3. 合計の点数が高いものを1つ選ぶ
  4. 3か月、同じSNSで続ける
  5. 反応を見て、続けるか、別のSNSに替えるか判断する

3か月は、反応を判断するための最低限の期間です。1か月ほどでは、傾向がつかめないことが多いです。

発信する内容の決め方

SNSを決めたら、何を発信するかを決めます。

  • お客様の悩みに答える情報
  • 仕事の裏側や、考え方
  • 実績や、仕事の成果物
  • 日々の気づきや、学び

お客様に役立つ情報を中心に、時々自分の考えや人柄が伝わる投稿を混ぜます。売り込みの投稿ばかりだと、読む人が離れてしまいます。

投稿のテーマは、3つくらいに絞ると、続けやすくなります。毎回ゼロから考えるより、決まったテーマの中で書くほうが、楽です。

事実でない話や、作り話は書かないようにします。体験談を装った作り話や、誇大な表現は、信頼を損ないます。

気をつけたい点

SNSには、気をつけたい点もあります。

  • お客様の情報や、取引の内容を、無断で投稿しない
  • 他人の文章や画像を、無断で使わない
  • 炎上しやすい話題には、慎重に向き合う
  • 返信や連絡に、時間を取られすぎない

SNSは、時間を奪いやすいものです。見る時間と、投稿する時間を決めて、使いすぎないよう気をつけましょう。

アカウントは、事業用と個人用を分けておくのが無難です。事業用のアカウントで、事業のことを中心に発信すれば、見る人にも分かりやすくなります。

SNSでの発信を続けるには、ネタの置き場所を決めておくと楽になります。思いついたことをメモ帳に書き溜め、投稿する日にそこから選ぶ形です。ゼロから考えるのは疲れますが、選ぶだけなら短時間で済みます。

投稿の下書きを、まとめて作っておくのも効果的です。余裕のある日に数日分を書き、予約投稿の機能で出していけば、忙しい日にも更新が途切れません。

反応が薄い投稿が続いても、気にしすぎないでください。反応がよかった投稿の共通点を探し、そのテーマや書き方を増やしていけば、少しずつ伸びていきます。数字は、改善のための道具として使います。

お客様から質問や感想が届いたときは、丁寧に返しましょう。SNSは交流の場でもあり、一対一のやり取りが信頼を育てます。

また、他の人の投稿を読む時間も大切にします。同じ分野の人の発信から、学べることは多くあります。ただし、真似をするのではなく、自分の言葉で表現することを心がけてください。

よくある迷いと答え

Q. フォロワーが増えないときはどうしますか。

A. フォロワーの数より、お客様になりそうな人に届いているかを見ます。数は少なくても、質の高い関係が築けていれば、問い合わせにつながります。

Q. 複数のSNSを同時に使ってもよいですか。

A. 余裕があれば構いませんが、最初は1つに絞るのがおすすめです。慣れてきたら、同じ内容を形を変えて別のSNSに載せる方法もあります。

次にやること

今日できることは次のとおりです。

  • お客様がよく使っていそうなSNSを3つ挙げる
  • 自分が続けやすい発信の形を、書き出す
  • 1つ選んで、事業用アカウントを作り、プロフィールを整える

プロフィールには、何をする人か、誰の役に立つか、連絡先を入れましょう。それが決まれば、最初の投稿に進めます。

SNSでの発信は、事業の全体像のなかでは、ひとつの入口にすぎません。発信した内容を見て興味を持った人が、次に何を見るか、どこで問い合わせるかまで、流れを考えておきましょう。プロフィールにホームページや問い合わせ先のリンクを載せておくだけでも、機会を逃さずに済みます。

発信が負担になったときは、頻度を減らしたり、お休みしたりしても構いません。完全にやめる前に、別の形を試してみる余地があります。長く続けられる形を探し続けることが、結果として、いちばんの近道になります。

フォロワーの数や反応に一喜一憂しすぎず、お客様に価値を届ける姿勢を保つことが大切です。数字は日々変動しますが、丁寧な発信を続けていれば、信頼は積み上がります。

発信の記録として、月ごとに投稿数と反応の多かった投稿をメモしておくと、振り返りに使えます。

投稿の最後に、次の行動を一言添えると、読んだ人が動きやすくなります。

各SNSの機能や規約は変わります。利用前に、公式の情報を確認してください。