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Marketing

集客の基本

個人事業主にホームページは必要?作る前の判断

目次
  1. ホームページが役に立つ場面
  2. SNSとの違い
  3. 作らなくてよいケース
  4. 最小の構成
  5. 作り方と費用
  6. 作ったあとに気をつけること
  7. よくある迷いと答え
  8. 次にやること

個人事業主にホームページが必要かどうかは、お客様が仕事を依頼する前に、あなたのことを調べるかどうかで決まります。調べられる仕事、つまり金額が大きい仕事や、信頼が重視される仕事なら、ホームページを持っておくと有利です。身近な人の紹介だけで回る仕事なら、後回しにしても構いません。

ホームページが役に立つ場面

ホームページが役に立つのは、次のような場面です。

  • 紹介された人が、依頼する前にあなたのことを調べるとき
  • 検索で、仕事を頼める人を探している人に見つけてもらうとき
  • 取引先に、事業の内容や実績を説明するとき
  • 申し込みや問い合わせの窓口を、ひとつにまとめたいとき

特に、紹介で知った人が「念のため調べてみよう」と検索するのは、よくある行動です。そのときに、事業の内容や連絡先がまとまったページがあれば、安心して依頼しやすくなります。

ホームページは、24時間働く名刺のようなものです。自分が寝ている間にも、事業の内容を説明してくれます。

SNSとの違い

SNSだけで事業を運営している人も多くいます。ホームページとSNSには、それぞれ得意なことがあります。

SNSは、発信がすぐにできて、人とのつながりが生まれやすい場所です。ただ、投稿は流れていくため、過去の情報を探しにくく、サービスの変更や停止によって、築いた基盤が使えなくなるおそれもあります。

ホームページは、情報を整理して、いつでも見られる状態に保てます。自分で管理できるため、仕様の変更に振り回されにくい利点があります。検索で見つけてもらう入口にもなります。

両方を組み合わせるのが理想的です。SNSで知ってもらい、ホームページで詳しく説明する。この流れが作れると、お客様も判断しやすくなります。

作らなくてよいケース

ホームページがなくても困らない場合もあります。

たとえば、仕事の依頼がほぼ紹介だけで、お客様が事前に調べない仕事です。また、仕事の中身がSNSの発信そのもので、そこで十分に伝わる場合もあります。

事業を始めたばかりで、商品の内容がまだ固まっていない時期も、無理に作る必要はありません。内容が頻繁に変わる時期に作り込むと、直す手間がかかります。

そうした場合は、SNSのプロフィールや、1枚のPDFの資料、無料のプロフィールページ作成サービスなどで代用できます。必要になってから作れば、十分に間に合います。

最小の構成

作る場合は、最小の構成から始めましょう。1ページでも、次の内容があれば、役割を果たせます。

  • 何をする人か(事業の内容を一文で)
  • 誰のための仕事か(対象とするお客様)
  • 提供するサービスと、おおよその料金
  • 簡単な自己紹介(経歴と、仕事への考え方)
  • 問い合わせの方法(フォームやメールアドレス)

最初から、たくさんのページを作る必要はありません。ページが多いほど、更新の手間が増え、情報が古くなりやすくなります。

実績や、お客様の声が集まってから、ページを足していきます。ブログやお知らせを加えるのは、さらにその先で構いません。

作り方と費用

作り方には、いくつかの方法があります。

  • ホームページ作成サービス(画面で操作して作れる)
  • WordPressなどのソフトを使う(自由度が高いが、管理の手間がある)
  • 制作会社やフリーランスに依頼する

初心者には、作成サービスが始めやすいです。文章と画像を入れ替えるだけで、見栄えのよいページができます。費用は、無料のプランから月額制のものまで幅があります。料金は変わることがあるので、公式サイトで確認してください。

独自のドメイン(自分のURL)を取ると、信頼感が増します。年単位で費用がかかりますが、名刺やメールアドレスにも使えるので、事業用にはおすすめです。

制作を依頼する場合は、事前に予算と要望を整理しておきます。完成後に自分で更新できるかどうかも、確認しておくと安心です。

作ったあとに気をつけること

作って終わりではなく、運用が大切です。

情報は定期的に見直します。料金や連絡先が古いままだと、お客様の不信につながります。年に数回は、内容を確認する日を決めておきましょう。

スマートフォンでの見え方も確認します。今は、スマートフォンから見る人が多くなっています。文字が小さすぎないか、ボタンが押しやすいかを、実際に試してください。

個人情報を扱う場合は、問い合わせフォームの取り扱いに注意します。プライバシーに関する方針を、ページに書いておくと安心です。

ホームページの文章は、専門用語を減らし、お客様が使う言葉で書くことを意識します。仕事の中身をよく知っている自分には当たり前の言葉でも、初めて見る人には伝わりません。家族や友人に読んでもらい、分かりにくい箇所を教えてもらうと、気づけます。

また、「お問い合わせ」のボタンは、ページの目立つ場所に置きます。読み終えた人が、すぐに連絡できる導線があれば、機会を逃しません。電話が苦手なら、フォームやメールだけにしても構いません。

料金を載せるかどうかも迷う点です。載せると、問い合わせの数は減ることがありますが、条件に合う人だけが連絡してくれるので、やり取りの手間が減ります。細かい料金が決まらない場合は、「目安」として幅を持たせて載せる方法もあります。

よくある迷いと答え

Q. 作る前に、実績がなくても大丈夫ですか。

A. 大丈夫です。実績がない場合は、事業への考え方や、提供できることを丁寧に書きます。実績が増えたら、追加していきます。ただし、実績を偽って書くのは避けましょう。

Q. 自分で作るか、頼むか迷います。

A. 最初は自分で簡単に作り、事業が育ってから、必要に応じて専門家に頼む流れが、費用を抑えられます。

Q. 写真は必要ですか。

A. あると親しみやすくなります。自分の顔や、仕事の様子の写真は、安心感につながります。ただし、他人の写真や素材を無断で使うのは避けてください。

次にやること

今日できることは次のとおりです。

  • 自分の仕事を頼む人が、事前に調べるかどうかを考える
  • 1ページに入れる5つの内容(仕事、対象、サービス、自己紹介、連絡先)を書き出す
  • 作成サービスを2つ選び、無料のプランで試してみる

ホームページは、一度作って完成ではなく、育てていくものです。小さく始めて、必要に応じて整えていきましょう。

ホームページを作る目的は、きれいなページを持つことではなく、お客様に安心して連絡してもらうことです。見た目に凝りすぎず、伝えるべきことが分かりやすく書かれているかを、最優先に見直してください。

作ったあとは、アクセスの数や、問い合わせの数を、月に一度確認しましょう。見られているのに問い合わせがないなら、説明か導線に課題があります。そもそも見られていないなら、知ってもらう方法を考える段階です。

料金やサービスの内容は変わることがあります。契約の前に、最新の情報を確認してください。