ひとり起業・ひとり社長の始め方、商品づくり、仕事の仕組み化をまとめています。

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商品づくり

個別相談メニューの作り方と、断られにくい説明

目次
  1. 個別相談が向いている理由
  2. 相談の内容と範囲を決める
  3. 時間と価格の決め方
  4. 申し込みから当日までの流れ
  5. 断られにくい説明の書き方
  6. 続けるための工夫
  7. 次にやること

個別相談メニューは、1対1で相手の悩みを聞き、助言や整理を行うサービスです。準備する物が少なく、ひとり起業の最初の商品に向いています。作るときは、相談の範囲、時間、価格、進め方を最初に決め、説明文で「何が得られるか」を具体的に伝えます。

個別相談が向いている理由

個別相談は、資料や設備をそろえなくても始められます。必要なのは、自分の知識や経験と、相手と話す時間です。

また、相談を通じて、お客様の本当の悩みを直接聞けます。その声は、次の商品づくりに役立ちます。

注意したいのは、自分の時間をそのまま売る形なので、数をこなすほど疲れる点です。1日に受けられる件数には、限りがあります。長く続けるには、範囲と時間をはっきり決めることが欠かせません。

相談の内容と範囲を決める

まず、何について相談を受けるかを決めます。

「何でも相談してください」だと、お客様は何を話せばよいか分かりません。次のように、テーマを絞ると申し込みやすくなります。

  • 開業の手続きで、迷っている点の整理
  • 商品の内容と価格の見直し
  • ホームページの構成の相談
  • 仕事の進め方や、時間の使い方の整理

あわせて、「できないこと」も決めておきます。法律や税金、医療など、専門の資格が必要な分野は、助言の範囲を超えないように注意します。詳しい判断が必要な内容は、専門家への相談を案内しましょう。

時間と価格の決め方

相談の時間は、30分、60分、90分など、区切りのよい長さにします。初めは60分が標準的で、扱いやすい長さです。

価格は、準備や振り返りにかかる時間も含めて考えます。相談の60分だけでなく、事前のヒアリング、当日の準備、終わったあとのメモや追加の質問への対応も、実際には時間を使っています。

初回だけ特別な価格にして、試しやすくする方法もあります。ただし、安すぎると続けにくくなり、お客様の目的意識も下がることがあります。期間と回数を区切って、実績づくりとして使うのが無難です。

支払いは、事前にいただく形にすると、直前のキャンセルを減らせます。キャンセルの条件も、先に決めて伝えておきましょう。

申し込み後の連絡は、早めに返すのがコツです。申し込んだ直後は、お客様の期待が高まっている時期です。自動返信メールを設定しておくと、受け付けが確認できて安心されます。

日程の調整は、候補を2〜3個提示する形にすると、やり取りの回数が減ります。カレンダーの予約ツールを使うと、調整の手間がさらに減ります。

支払いの確認ができたら、改めて確認の連絡を入れます。当日のURLや、持ち物、準備してほしいことをまとめて送ると、お客様も迷いません。

申し込みから当日までの流れ

流れは、できるだけ簡単に設計します。

  • 申し込みフォームに、名前、連絡先、相談したい内容を入力してもらう
  • 日程を調整し、確認のメールを送る
  • 支払いを受け付ける
  • 当日の前に、聞きたいことを送ってもらう
  • オンライン面談や対面で、相談を行う
  • 終了後に、要点をまとめて送る

事前に相談内容を聞いておくと、当日の時間を有効に使えます。終わったあとの要点まとめは、お客様が振り返るときに役立ち、満足度も上がります。

オンラインで行う場合は、使うツールの接続方法を、事前に案内しておきましょう。トラブルがあったときの連絡先も伝えておくと安心です。

断られにくい説明の書き方

説明文では、次の点を押さえると、申し込みの不安を減らせます。

  • 誰のための相談か(対象)
  • どんな悩みを扱うか(テーマ)
  • 相談の後、何が得られるか(成果)
  • 流れ、時間、価格
  • 扱えない内容、キャンセルの条件

「成果」は、保証ではなく、相談で提供できることを書きます。「すべて解決します」ではなく、「悩みを整理して、次にやることを決めます」のように、実際に提供できる範囲を示します。

専門用語はなるべく避け、お客様の言葉で書きます。相談を受ける人の経歴も簡潔に添えると、安心感につながります。ただし、実績の数字や経歴は事実だけを書き、盛らないようにします。

相談を受けるときの姿勢にも触れておきます。相談は、答えを教える場ではなく、相手が自分で考えを整理する手伝いをする場です。最初の10分は、相手の話を最後まで聞くことに使います。話を聞くうちに、本当の悩みが別のところにあると分かることも多いからです。

相談中は、メモを取りながら、要点を言葉にして返します。「つまり、〇〇ということですね」と確認すると、相手も安心し、認識のずれも防げます。

答えが分からない質問が出たときは、その場で無理に答えず、「調べて後日お伝えします」と伝えて構いません。曖昧な回答より、正確な情報を後から送るほうが、信頼されます。

続けるための工夫

個別相談は、同じ質問が繰り返されることがあります。よく聞かれる質問は、記事や資料にまとめておくと、準備が楽になります。

また、相談を受けた内容から、次の商品が生まれることがあります。複数の人が同じ悩みを持っているなら、講座やテンプレートにして、より多くの人に届けられます。

疲れをためないよう、1日に受ける件数に上限を決めましょう。相談の前後に休憩を入れる時間割にしておくと、質の高い対応を続けられます。

なお、相談の録音や記録をとる場合は、事前にお客様の了承を得ましょう。個人情報や相談内容は、他人に漏れないよう、保管の仕方にも気を配ります。守秘について一言添えるだけで、お客様は安心して話せます。

最初は、知り合いや小さなコミュニティの人に、体験として受けてもらうところから始めるとよいでしょう。本番と同じ流れで行い、終わったあとに感想を聞きます。分かりにくかった点や、時間配分のずれを確認して、メニューを調整します。

2〜3人に試してもらうだけでも、改善点が見えてきます。そのうえで、正式に価格を付けて公開すると、自信を持って案内できます。

相談のあとに、次の行動を一緒に決める時間を作ると、満足度が高まります。「今日整理したことのうち、まず1つ実行するなら何か」を、最後に確認しましょう。

次にやること

次の4つを、まず書き出してみましょう。

  • 相談のテーマと、対象とする人
  • 相談の時間と、価格の案
  • 申し込みから終了後までの流れ
  • 説明文の下書き(200字程度)

下書きができたら、身近な人に読んでもらい、分かりにくい点を聞いてみてください。それを直せば、最初のメニューとして公開できます。

相談を受ける人が増えてきたら、予約の受付枠を決めて、スケジュールが埋まりすぎないようにしておきましょう。休む日も予定に入れておくと、長く続けられます。

専門の資格が必要な助言(法律、税務、医療など)を行う場合は、資格や法令の範囲を確認してください。